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村瀬治兵衛

三代目村瀬治兵衛氏主宰のお茶会に誘われて行って参りました。本来は分業である木地師、塗師を一人で兼ね漆器作りを始めた初代治兵衛氏は魯山人に愛顧され指導を受けたそうです。作品を拝見して一番感じた事、とにかく木地がしっかりしているということ。その揺るぎない土台があるからこそ、幾重にも塗り重ねられる漆の良さが相乗効果を上げるのではないでしょうか。塗物というと「丁寧に、大事に扱わなければいけない」というのが鉄則だと思っておりましたが、お客様からの質問「どのように扱えばよろしいんでしょうか?」に対する答えが「どんどん普段にも使って下さい。中性洗剤も使っていただいて結構、たわしでごしごし洗って下さっても大丈夫ですよ」とのこと。以前にも友人が「治兵衛さんの作品はどれも一生ものですね」と言うと「三代は使えます」と返された、と伺いました。作家の仕事に対する自信から湧き出たお言葉です。村瀬治兵衛


                本日私が購入した中次です
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   「治庵」では作品が展示されておりその空間も素敵にしつらえられていました
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          壁には静謐ながら存在感を放つ 橋場信夫氏 の作品

追記:治兵衛氏の奥様より更に詳しい説明をコメントでいただきましたのでここに載せておきます。是非参考になさって下さい。村瀬亜里様曰く、「漆の世界は難しく感じられますが 布をイメージしていただくと 少し分かりやすいでしょうか。栗の素材(お盆やお皿食器関連)は ざっくりした麻や木綿の普段着感覚でざぶざぶ洗い 使うほどに良い風合いに育ちます。栗は線路の枕木や家の土台に使われるほど堅牢です。杉や檜素材(今回の中次茶器は尾州ひのき) 針葉樹系はやわらかく 絹のよそいきのワンピースのイメージで 一般的に茶器類は 洗ってはいけないこととなっています。(湿らせたやわらかい布やティッシュで拭くなど。)塗りも 真塗りといってピカピカに磨き上げたものは絹扱い 漆をじかに刷り込んだ「すりうるし」はデニム感覚。でも あまり神経質になってお蔵入りするより どんどん使っていただきたいです」
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by lifestyle-naomi | 2007-05-21 23:18 | ART